20代で飲食店を独立開業。でも店を閉めて転職・・30代女性にインタビュー

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■年齢など   :『30代/女性/配偶者なし/静岡県/』
■現在の仕事   :『飲食店経営』
■現在勤務年数 :『経営者』
■現在の年収は :『売り上げ400万程度』
■年間勤務日数は:『270日、週休1日』
■労働時間は  :『週6勤務、6時間』    

飲食店経営につくまでの職歴は?

『高校の時のバイトは飲食店(焼肉店、ガソリンスタンド)でした。そこから近くの観光スポットでお土産屋とレストランをやっている会社の事務職に就職しました。

しかし、そう長くは続かず半年ほど勤めたところで辞職します。その頃20歳前です。20歳になり半年ほどニートで仕事もする気もなくダラダラ過ごしますが、これではいけないとガソリンスタンドでバイトをしながら、夜の水商売をしました。

水商売はずっと続けたまま、コンビニや工場勤務など二足の草鞋を履いた時期もあります。今の店を開業するまでに、友人と串揚げ屋を開店からすべて経験したのちに、今の店を26歳で開業しました。』

飲食店経営を辞めたい理由は?

『8年目になりますが、色々ありすぎて精神的にも肉体的にもそろそろ限界を感じるようになってしまったというのが実際の所です。

あまりに地域密着と言う感じで、お客様とも親しくさせていただき、ここで出会えたすべての人ととても良い関係を気づいたのですが、どうしても別れが付いてくるため、深く人と付き合うということに疲れが出てきてしまったと自分では思っています。

夜の時間の仕事ですので、どうしても年々体のことも心配になってきますし、潮時を考えないといけないのかなと思ったりもします。』

飲食店経営を始めるまでのイメージと実際に始めてからのイメージの違った部分は?

開業する前はキラキラと希望に満ち溢れていました。私の性格上、人から支持されて働くと言うより、自分の意思で全て自分の責任で働くと言う方があっていると感じたので、開業するという道を選びました。

飲食店と言う今の仕事を選んだのも、地元で地域密着型でいろいろな人と触れ合い勉強していこうという意気込みからでしたが、実際は辛いことや悲しいことの方が多くなっていき、年々そうゆうことに耐えられなくなってきている自分に気付くようになりました。

飲食店経営でも、違う店ならまた経営したいと思いますか?

正直のところ何ともわからないのですが、結局人との触れ合いをしていく仕事は、私にとって適職なのかと問われるとどうしてもイエスと言えない自分がいます。

またこれから転職するとしたらで考えても、全く想像がつかないのも事実で、特にこれといった資格もないので、これから先のことを考えると不安しかないというのが率直な意見です。

この仕事の将来性にいついてどう考えていますか?

この先、もっと広げていくなりふやしていくなりができるほどでしたら、もちろん将来性はありますが、私の勤めている飲食店は小規模の本当に数人のお客様を相手にしている仕事ですので、ある程度終わりを見ながらやる仕事だと思います。

どうしても時間的にも不規則な時間帯での仕事になりますので、決して健康的とは言えませんし、色々な人と触れ合うぶん精神的にもきついものがありますので、いつまでもというような将来性は考えにくい仕事です。

この仕事の経験は何に生かせる部分はありそうですか?

人生全てに置いて生かすことのできる素晴らしい仕事だと思っています。これだけの人と親密に色々な話を聞きながら勉強になる仕事はほかにないと自負しています。

人間的にも大きく成長できましたし、色々な出会いと別れの人生がここにありました。人から執拗とされることの喜びもまた、人間関係とはどうゆうものかを経験することができます。この仕事は全ての仕事の根本となって食えると信じています。

この仕事を転職するとしたら不安はありますか?

もちろんあります。年齢のこともありますし、あまり自分の人生に直結して今の仕事があるため、どうしても捨てきることができないというのも事実で、本当でしたら転職もしたいと思っているのですが、無くさないでほしいとお客様から強く言われますと、心打たれるところがあります。

もう私だけの気持ちでこの場所を壊すことができなくなったんだなと、8年という短い期間でこれだけの人が私を必要としてくれる環境を作ったんだなと思うと、転職すると簡単に踏み出せない自分がいます。

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