ホステスから作業療法士に転職!35歳女性にインタビュー

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■年齢など    :35歳、女性、既婚、奈良県勤務
■現在の仕事   :精神病院勤務の作業療法士
■現在勤務年数  :4年、役職なし
■現在の年収は  :ボーナス込370万
■年間勤務日数は :シフト制で週二休み、年間260日勤務
■労働時間は   :準夜勤ありで週5日勤務 

作業療法士を始めるまでの職歴は?

ホステスをしていました。

転職を決めたのが、「このまま年を取ったらどうなるんだろう」といった将来の不安から。ホステスは若さが武器のひとつですので。また、昼夜逆転の生活、お酒の飲み過ぎで体調を崩し、お客様に気を遣い、プライベートもないような生活に心底疲れてしまったのです。

そうしているうちに日の当たる仕事に就きたい、親兄弟に胸を張って言える仕事をしたいと思うようになりました。そのために3年間専門学校で真面目に勉強し、資格取得に至りました。

作業療法士を辞めたい理由は?

職場の人間関係につきます。仕事の考え方の合わない先輩のパワハラに疲れました。個別性を認めず自分の考えをゴリ押しし、またその考えや患者さんへの対応がとても尊敬出来るものではないことにストレスを感じたからです。

仕事自体は希望していた精神分野に就くことが出来、充実した毎日でしたし、患者さんたちも大好きで、とてもやりがいがあるものでした。

作業療法士を始めるまでのイメージと実際に始めてからのイメージの違った部分は?

「作業」と名のつくからには単に物作りを患者さんに教える仕事だと勘違いしていました。

実際は個々の作業は治療の為の手段であって、ものを作ることだけが目的ではなかったことです。

改善したい症状の為に、その人に合った作業を選び、環境設定し、目的を持って対応するのです。その治療的応用については一生勉強でしょうし、語ると夜明けまでかかります。

作業療法士でも、勤め先が変わったら働きたいですか?またもし違う業種の場合どんな事したいですか?

この仕事を選んだことに1ミリの後悔もないので、辞めるとしてもまた作業療法士として別の病院に働く予定です。しかし、強いてあげるとするなら、退職してから職業訓練制度を利用し、服を作る資格を取りたいです。モノづくりは好きなので…

作業療法士の将来性にいついてどう考えていますか?

今の所はまだまだ需要があり、すんなりと就職は出来る状態だと思います。特に身障系作業療法士は老健などで引っ張りだこの印象です。

しかし、国の方針でどんどんリハビリ職は増えていくため、これからは安い給料で働く人達が増えていくでしょう。

作業療法士の経験は何に生かせる部分はありそうですか?

精神科勤務とはいえ、学校で身障分野(解剖学、運動学、生理学、内科学等)もガッツリ学んでいますので、トレーナーなどには向いているかもしれません。精神科勤務でしたら作業所などの福祉施設とかも考えられます。

作業療法士を転職するとしたら不安はありますか?

不安です。病院に勤めている以上ある程度の供給があり、サラリーマンの営業のようなノルマまありませんし、倒産(廃院)することも滅多にありません。ですから、危機意識が薄いままのほほんと働いている自分を不安に思うときがあります。

仕事を辞められない理由としては、患者さんたちが好きなこと。辞めてまた就活したり、社宅を引っ越すのが面倒くさいことです。ですが、先輩のパワハラに耐えられなくなった時は自分の心を守るために遠慮なく辞めるつもりでいます。

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