■年齢など :31歳、女性、未婚、愛知県勤務。
■現在の仕事 :製造業の事務員。
■現在勤務年数 :3年、一般社員。
■現在の年収は :ボーナス込み手取り350万。
■年間勤務日数は :260日、土日休み、夏季、お盆休暇有り。
■労働時間は :週5日勤務。たまに土日の出勤有り。
前職を辞めてなぜ事務職に転職しようと思ったのですか?
以前は小売店の販売員として店舗勤務をしていました。人と接することが好きだったため、仕事はやりがいもあり、充実はしていました。しかし、勤務時間が不規則なうえに拘束時間が長く、体力的に非常に厳しい職場でもありました。
仕事にも慣れてきた頃に家庭の事情が変わって、仕事だけをしていられる状態ではなくなり、次第に悩むことが多くなりました。そのため、比較的、拘束時間が短く、プライベートな時間が確保できると思った事務職に転職することを決めました。
転職した事で、労働環境がどのように変化しましたか?
事務員として転職し、拘束時間が圧倒的に短くなり、以前とは別の意味で充実した生活をすることができるようになりました。正直なところ、給与は以前よりも少なくなりましたが、その分、自分の時間を確保できるようになっています。
また、職場の労働環境としては、作業の速度や求められる精度などにも大きな違いがあります。販売員の頃は、ほぼ全てがお客様中心で進むためスピードが求められ、接客の合間に自分の作業をこなすという感じでしたが、今は決められた期限通りに、きちんと正確に作業をすることが中心となっています。
事務職に転職する上で不安だった事はなんですか?
業種も職種も異なる職場への転職だったため、自分がそれまでに培ってきたものが通用するかどうか分からず不安でした。また、事務に必須のパソコンのスキルが低かったこと、経理や総務の知識が全くなかったこと、人数の少ない職場で働くことが初めてだったことも不安の一因でした。
事務職への転職はどうやってしましたか?
就職活動は全てリクナビエージェントを利用して活動していました。まず、離職してからすぐに就職相談をしました。事務職への転職を考えている旨を伝えたところ、パソコンのスキルを身に付ける学校への入学を薦めていただきました。
試験を受けて入学し無事に資格を取ることができて、面接でのアピールポイントとなりました。学校で学んだスキルは今の仕事に非常に役立っています。また、学校では面接のポイントや職務経歴書の書き方の講座もあり、たくさんの予行演習ができたと思います。
これから転職される方にアドバイスをお願いします。
就職活動中は、悩むことが多くなりますが、一人で抱え込むことはしないで、プロに相談できる機会を作ることが大切だと思います。
第三者の意見を聞き、自分を客観的に見る目を養っていくことが必要だと実感しました。私が恵まれた環境で仕事をすることができているのも、色々と親身になって相談に乗り、アドバイスをしてくださった職員の方々のおかげだと思っています。また、転職活動中は「遭遇する全てのことが良い経験だ」と思って過ごすくらい心に余裕を持っていたほうが、より良い活動ができると思います。