■年齢など :20代女性、既婚、大阪勤務
■現在の仕事 :広告代理店の営業事務
■現在勤務年数 :1年
■現在の年収は :400万円
■年間勤務日数は :約240日、土日祝休み
■労働時間は :1日8時間×週5日
前職を辞めてなぜ広告代理店の営業事務に転職しようと思ったのですか?
以前は東京にあるメーカーの営業として働いていましたが、夫の大阪転勤が決まり、それに付いていく形で大阪で新しい仕事を探そうと思ったのがきっかけでした。せっかくなら営業という経験を活かして、仕事ができないかと考えていたら、営業のサポートをする営業事務が多く募集されているとわかりました。
営業の職種はお客さんと話すのが楽しかったのですが、既婚女性だとなかなかハードルが高いかもしれない、と感じ、同じくお客さんと電話でも話す機会のある営業事務なら、既婚女性でも雇ってくれる可能性が高いと思い、この職に転職することにしました。
転職した事で、労働環境がどのように変化しましたか?
以前の営業職時代は、年収が400万ほどあり、また大企業のため福利厚生も充実していて、3年目にしてはかなりの好待遇だったと思います。転職してからは、年収300万円、また福利厚生がほぼなし、とだいぶ給与面では厳しくなりました。
土日祝が休みなのは変わりませんでしたが、前職では会社の飲み会、また接待が多く、平日の休息がなかなかとれなかったのが、転職してからは面倒な会社の付き合いがなくなったので、仕事に集中できるようになりました。また、転職後は若い人が多い職場になったので、あまり上下関係が厳しくなく、上司にも意見が言いやすい環境になりました。
広告代理店の営業事務に転職する上で不安だった事はなんですか?
以前はメーカー勤務だったのが、広告業界でかつ代理店になったので、全く違う業界という点で、知識がなく不安に感じることがありました。また、「広告代理店」というとキツそうなイメージがあるので、残業時間が長いのではないか、非常に忙しいお仕事になるのではないか、という点も不安でした。
広告代理店の営業事務への転職はどうやってしましたか?
リクナビネクストやマイナビ転職、DODA、女の転職などの求人情報サイトに登録し、職種と勤務地で検索して探しました。また同時に、DODAの人材紹介サービスも使っていましたが、あまりカウンセラーとの相性が良くなかったのか、うまく意思疎通ができていなかったので、途中で利用をやめてしまいました。
最終的には、この職はリクナビネクストで見つけ、応募し、履歴書を提出したのちに、1回の役員面接で内定を頂きました。
これから転職される方にアドバイスをお願いします。
新卒時の就職活動と違って、転職活動は、応募から選考までが非常にスピーディです。このため、企業との相性、その企業のいい点悪い点など、短期間で見極めなければなりませんし、瞬時の判断が必要になります。転職はその後の人生を左右するイベントですから、その大事なイベントの瞬間的判断をいかに適切なものにするかは、事前に「自分がどう働きたいか」ビジョンをはっきり決めておくことだと思います。
そうすれば、仮に2つの企業で迷った場合にも、自ずと自分の中での優先順位、重大な決断をするタイミングが見えてくると思います。