■年齢など :30歳女性、未婚、大阪勤務
■現在の仕事 :建築設計事務所
■現在勤務年数 :4年
■現在の年収は :256万
■年間勤務日数は :288
■労働時間は :週6勤務 朝9時から夜11時
前職を辞めてなぜ建築設計に転職しようと思ったのですか?
大学で建築の勉強をしていたのですが、卒業後就いた仕事は土木関係で主に地図を描く仕事をしていました。前職の環境や待遇はよく、仕事も楽しかったので申し分なかったのですが、建築設計を仕事にする夢が捨てきれず仕事をしながら週末には転職活動を行っていました。
保険や給料などの待遇が良い会社だったので家族には転職を反対されましたが、転職は今しかできないと思い踏み切りました。また前職の同僚も転職活動をすごく応援してくれていたのが行動に移せる要因の一つだったかと思います。
転職した事で、労働環境がどのように変化しましたか?
設計補助という立場だったのと未経験での就職だったため給料は低めからのスタートで、前職の約3分の2に減りました。
週休2日制の残業もほとんどない職場だったのが週6勤務になり、クライアントの都合で週7勤務になることもあり、交通費の補助もなかったためバス代を削って最寄り駅までは徒歩移動に切り替えました。1日の労働時間も圧倒的に増え、体力、精神的にもクタクタの毎日になりましたが、小さな事務所だった分自分に与えられる任務が多くなるのでやりがいを持つことができました。
建築設計に転職する上で不安だった事はなんですか?
独身で実家暮らしだったので扶養している家族もおらず、結婚を意識する年齢でもなかったので低賃金や保険の待遇などにおいて不安はあまりありませんでした。ただ勤務時間がとても長くなったので体が資本だと感じるようになり、自己管理はなるべく徹底して行っていたものの健康面での不安はありました。
その業界の中では26歳で始めるのはかなり遅い年齢だと思うので、自分が本当に一人前の建築士になれるのか、今その会社に貢献できているのかずっと不安でした。
建築設計への転職はどうやってしましたか?
主に転職サイトを使って転職活動をしていましたが、今の職場は卒業した大学の就職課に相談しに行った際に紹介してもらいました。
転職サイトを使うメリットは就職するまでに条件などが明確になっていて曖昧な部分があまりないことや、大手企業の求人が多く夢も膨らみ、また専門以外の様々な分野の情報が得られるので新しい分野への挑戦をしたい人にはうってつけかと思いますが、やはり自分が出た大学の就職課に寄せられている求人の方が会社の求めている人物像に合いやすく採用されやすいかと思います。
これから転職される方にアドバイスをお願いします。
転職活動はネガティブにとらえず、気になったら即実行する方が良いかと思います。早く始めれば始めるほど情報量も増え、様々な仕事について学ぶこともでき、今就いている会社がどのような会社でどのような待遇を受けているのか改めて気づくこともできます。周りの人の賛同や応援が得られない場合も多いかと思いますが、できたら相談できたり励ましてくれる友人などが身近にいた方がとても心強く励みになります。
もし見つからなかったら逆に転職先を考え直すいい機会かもしれません。実際に転職する勇気がないと思っていても、とりあえず転職サイトに登録するなどの行動をしてみてください。