■年齢など :26歳女性、未婚、東京都勤務
■現在の仕事 :図書館司書
■現在勤務年数 :1年
■現在の年収は :200万
■年間勤務日数は :240日、不定休。
■労働時間は :週5勤務、早番、遅番のシフト制
前職を辞めてなぜ図書館司書に転職しようと思ったのですか?
以前の仕事は医療事務員として働き、給料も今よりも多く貰っていました。しかし、大学では図書館司書の免許を取る勉強をするほど図書館で働きたいと考えていました。
しかし、当時は新卒で図書館司書になる事は困難だと判断し、他の仕事はないかと考えた時に医療に興味を持ち、医療事務員として就職しました。
しかし、充実した生活をしていく中で何かが足りないと思っている時に上司との不和から病院を退職しました。他の病院に転職しましたが上手くいかず、このまま無職でいるくらいなら、好きな仕事やりたい仕事をしたいと考え転職を決意しました。
転職した事で、労働環境がどのように変化しましたか?
まず、時間通りに休め家に帰れるようになりました。医療現場は診療時間は決まっていますが、働いている人間は患者さんが一人もいなくなって初めて帰り支度が出来ます。
1時間帰りが遅くなるのはまだ良い方で、診療終了時間から3時間以上経ってもまだ帰れないという事がありました。次に仕事内容でお金を扱わなくなった事です。
レジを締める時に中のお金を確認するのですが、お金が合わなければ合うまで、または合わない原因がわかるまで家に帰れません。今でも考えただけで鳥肌が立ちます。
最後に一緒に働く仲間が皆さん気が良い事です。仕事は前職も現職も忙しいですが、私のいた病院にあった少し殺伐とした印象は現職にはほぼありません。それだけでも心が軽くなります。
図書館司書に転職する上で不安だった事はなんですか?
経験が全くなかった事です。免許を取得するための勉強はしましたが、実際に働いた事はなかったので、勝手がわかりませんでした。
仕事は確かにお金は扱わず気が楽でしたが、その代わりにサービスを提供するためより接客態度が重要になります。
さらに、商品のように扱う図書資料を大切に扱い、故障や破損があれば司書が直せるものは修理をするのですが、私は今まで本の修理などやった事がなかったので、どのようにするか上司に聞きながら、手探りで行いました。
図書館司書への転職はどうやってしましたか?
まず、図書館協会のホームページに行き全国の図書館の求人から自宅から比較的通いやすい場所にある図書館や図書館に仕事を貰う派遣会社に履歴書を送り続けました。
それだけでは、面接までこぎ着ける事が出来なかったので、次に図書館司書の求人だけを集めた司書ナビというホームページに行き、正社員、派遣社員、アルバイト全てに応募しました。その中で図書館のアルバイトの面接にこぎ着けました。
面接では、自分がどれだけ図書館で働きたいかをアピールし、真面目に働く事を更にアピールポイントとして話しました。そのおかげでアルバイトですが、念願の図書館司書として転職する事が出来ました。
これから転職される方にアドバイスをお願いします。
お金は無限ではない事を常に頭に置く事です。
もし、仕事を辞めてから転職をすると様々なものにお金が発生します。手続きをきちんとしなければ、税金や保険料も払わなければなりません。
転職に成功しても、一ヶ月は給料が入らないので、そのような状況に陥っても大丈夫だと思えるようにしておかないと先々の不安で上手く転職活動をする事は出来ません。
さらに、面接では働いていない期間があれば、必ず質問されます。上手く答えられる自信がなければ単発でも良いのでアルバイトをしてその経験から活かせる事を話す方が印象も悪くならず、面接にも受かりやすいと思います。