■年齢など :26歳女性。未婚です。
■現在の仕事 :介護福祉士です。
■現在勤務年数 :4年目、副主任をさせていただいています。
■現在の年収は :ボーナス込み手取りで360万円程度。
■年間勤務日数は :週休二日制です。年間勤務日数約300日ほどです。
■労働時間は :月に23日ほどです。そのうち夜勤5回程度あり。
前職を辞めてなぜ老人ホームに転職しようと思ったのですか?
前職は事務員です。以前の勤務地が横浜だったこともあり、収入的には少し劣りますが、職場環境が良いため前よりストレスなく働くことができています。転職理由は、家庭の事情でやむなく地元に戻ることになったからです。
老人施設はキツイ汚いというイメージも多いかと思います。ですが、人を助ける仕事としてこれ以上ない職業だと思っています。また、資格を取得し、長く務めることができることも魅力です。現在の職場は産休育休の制度だけでなく、職員全員がその制度を使う人を受け入れているため、負い目等も感じることなく復帰するとができます。
転職した事で、労働環境がどのように変化しましたか?
労働環境は、前職が事務員だったため大きく変化しました。まず第一に、デスクワークはほぼなくなりました。体を使う仕事がほとんどで、デスクワークで腰などを痛めた自分にとっては体を動かす仕事は向いていたようです。
なにより、人と人が支え合い成り立っている仕事ですので、人の温かみ、嫌な部分でさえも見ながら仕事をすることが大きき変わった点です。比較的重度認知症の利用者ばかりですが、日々新しい発見の繰り返しです。
老人ホームに転職する上で不安だった事はなんですか?
無資格での入職だったため、知識・技術ともに全くの素人だったことが不安でたまりませんでした。入職前に少しでも知識等勉強して身につけておくべきだったと思いました。
また、人間同士の仕事のため、人間関係上手く気付けなかったらどうしようと入職までの毎日不安でした。
老人ホームへの転職はどうやってしましたか?
地域の福祉人材センターを活用し、いくつかの求人を紹介していただきました。インターネットなどの求人サイトも見てはいましたが、特に相談はしませんでした。
求人サイトの情報は、サイトによって違うことが多々あり、混乱しました。私は地域の人材センター・ハローワーク等で相談することをお勧めします。
転職前の自分に一言伝えられるならば、どんなアドバイスをしますか?
よくよく情報を収集し、分析する冷静さを失わないでほしい。しかし、やってみなければ結果は誰にもわからない。一歩踏み出さなかったことをずっと引きずりながら過ごすなら、結果がどうあれ飛び込んでみるのももちろん一つの手だ。
もし失敗だと気づいても、一度飛び込んだのならそれは運命だと思い、何事もやってみてほしい。今の自分からでは見えない景色が、もしかしたら未来の自分には見えているかもしれない。その景色が、かけがえのないものになっているかもしれない。