■年齢など :29歳女性、独身、東京
■現在の仕事 :広告代理店のマーケティング職
■現在勤務年数 :4年
■現在の年収は :420万
■年間勤務日数は :240日
■労働時間は :締切前は終電帰りもあるが基本は1日8〜11時間程度
前職を辞めてなぜ広告代理店のマーケティング職に転職しようと思ったのですか?
新卒での就活に失敗してからは、ずっと派遣で転々としていました。だけど派遣だと毎日早く帰ったり、簡単な仕事でそこそこのお給料もらったりはできていても、やはり将来は不安だし、世間体も悪かったので、正社員で働ける職を探そうと思ったのが転職を考えたきっかけでした。
広告代理店のマーケティング職を選んだのは、新卒から転々としていた派遣の仕事がそっち系だったからです。最初の職場がマーケティング系だったのがズルズル続いていただけですが、逆にいえば他の職種の経験もなかったので。
転職した事で、労働環境がどのように変化しましたか?
正社員になって一番変化したのは派遣の更新を気にしなくてよくなったことです。精神的に楽になりましたね。自分から辞めると言いださない限りは仕事を続けられるわけなので。
給与は派遣の頃より少しだけ下がりましたが、いずれ昇給すると考えれば無問題です。うちは残業も少ないので労働時間もあまり変化してないですが、仕事の中身が濃くなり責任も増えたので、精神的な疲れは昔より増えました。仕事は大変だけどそれ以上におもしろいです。
派遣の頃はオペレーショナルな仕事しかしていなかったんだなぁと改めていま感じます。難点は福利厚生がイマイチなこと。派遣はベネフィットが使えたし残業代も支給されたことを思うと、社会保険のみで見込み残業代での支給なのは不満です。
転職する上で不安だった事はなんですか?
会社に馴染めるかどうか、仕事についていけるかどうかが不安でした。正社員として入社しているけれど、試用期間で満了になったらどうしようと3ヶ月間はずっと不安でした。
あとは忙しすぎたら嫌だなという不安もありました。面接ではそこまで忙しくはないという話だったけれど実際は違ったら…と心配でした。それまで派遣だったからそこまで忙しくはなかったわけで、残業が多い働き方というのがイメージできなかったのです。面接の話のとおりそこまで忙しくなかったので杞憂に終わりましたが。
広告代理店のマーケティング職への転職はどうやってしましたか?
求人サイトを見て応募、2次面接で内定を頂戴しました。求人サイトはひたすらいろいろ見て片っ端から応募しましたし、転職エージェントに案件を紹介してもらったりもしていたので、応募した会社数は不明、面接には15社くらい行きました。
転職前の自分に一言伝えられるならば、どんなアドバイスをしますか?
転職活動以前のところだと、さっさと正社員に転身しておくべきだということを伝えます。派遣のメリットはそのときやりたいことを仕事にできること、楽なわりに給与が悪くないこと、ワークライフバランスが取りやすいことだけです。キャリアや仕事のやりがいや世間体を考えると正社員のほうが絶対に良いです。
転職活動については、業界研究、企業研究はきちんとすること、応募書類の精度をあげること、面接は事前に求人要項や会社についてきちんと理解したうえでシミュレーションをしてから臨むようにと言いたいです。これをやってから面接に行くといい面接になると気づいたのが転職活動終盤だったことが残念でした。