■年齢など :30歳男性。既婚者。広島勤務
■現在の仕事 :知的障害者授産施設の生活支援員
■現在勤務年数 :9年勤務
■現在の年収は :ボーナス込み手取り300万
■年間勤務日数は :240日勤務 土日休み
■労働時間は :週5日勤務 たまに祝日出勤
知的障害者授産施設の生活支援員を始めるまでの職歴は?
福祉関係の専門学校に進学後、国家資格の介護福祉士を取得し、そのまま福祉業界に就職。
高校卒業時に何気なく『これからは高齢化がさらに進むだろうから、介護なら簡単に就職できる』という安易な考えです。
しかし専門学校で特別養護老人ホームの実習で、食事介助や排泄介助等を体験し、老人介助を仕事にすることを断念しました。
苦労して取得した介護福祉士を活かす為、老人ホーム等ではなく知的障害者授産施設で働こうと思いました。
知的障害者授産施設の生活支援員を辞めたい理由は?
金銭面での不満が主な辞めたい理由です。他の業種に比べ福祉業界は給料が安く、同年代で他の業種と比べると辛いくらい差があります。
来年には子どもが生まれる予定で、ますますお金が必要となってきます。
できれば子どもの為に共働きは避けたいので、給料がよい職場に転職したいです。
知的障害者授産施設の生活支援員を始めるまでのイメージと実際に始めてからのイメージの違った部分は?
介護らしい介護はほとんどなく、本当に授産に関する仕事が主でした。
施設を利用する利用者さんに対し、どのような仕事が良いかを考え提供し、その収入を利用者さんの工賃として支払っていくという流れの中で、
「これは介護職なのか?」と自問自答することも何度もありました。
知的障害者授産施設の生活支援員でも、勤め先が変わったら働きたいですか?またもし違う業種の場合どんな事したいですか?
もしも転職するとしたら、介護業界ではない業界で働きたいと思っています。
理由として老人ホームなどに転職するとしても、給与面は満足できるものではないと思われるからです。
まだまだ体力には自信があるので、土木関係や何かしらの工場で働くのもいいなと思っています。
知的障害者授産施設の生活支援員の将来性にいついてどう考えていますか?
介護業界は高齢化がさらに進む為、需要は増えて行くことが予想されます。
しかし知的障害者授産施設の需要はあまり増えないと私は考えます。
国の方針から知的障害者も一般企業で働かせることに力を入れ始めている為、知的障害者が働く場所として存在する授産施設は減少すると考えられます。
知的障害者授産施設の生活支援員の経験は何に生かせる部分はありそうですか?
同じ介護業界に転職する場合は、今まで働いた施設の知識を生かして働くことができますが、他の業種になるとあまり生かせないと思います。
少しでも生かせる部分を上げるとしたら、知的障害者の方々と一緒に草刈りを行う中で、多少は草刈り機を使うことができる程度です。
知的障害者授産施設の生活支援員を転職するとしたら不安はありますか?
私の持っている資格が「介護福祉士」しかない為、なかなか他の業種に転職できないでいます。
若いうちに転職をしたいと常に思ってはいますが、転職に有利な資格を何一つ持っていない為に断念する毎日です。
何もせずにこのまま生きて行くと、結局は同じ介護業界に居座ってしまうので、早めに新しい資格を取得したいと思っています。